弦楽四重奏「夢宵桜」 作曲:相澤洋正
2012年「Pacific Quartet Vienna」より委嘱を受け作曲。
ウィーンにあるレオポルト美術館にて 日本人の作品展があり、
そこで行われるコンサートで 演奏したいとの事。 僕は曲を作るにあたり、日本人らしさを出すならば、 そして海外で演奏されるならば「桜」しかないと思いました。
昼間の桜も好きですが、夜ライトアップされた「桜」は、 まるで夢の中にいるようで
なんとも幻想的で惹かれます。
散ったあとの花びらが川に流れているのもきれいで大好きです。
「桜」はきれいだなと思う反面、 も
うすぐ散ってしまうんだなというせつない気持ちも 同時に心の中に生まれます。
時間は止まらず、誰もがいつかは散っていく・・・
限りある命を 精一杯生きて欲しい、そんな願いも込めて。
日本の代表的な筝曲「さくら」をモチーフに使っています。