[曲の解説]
古典主義作曲家ベートーヴェンの月光ソナタは古典主義ソナタ形式と少し違ってロマン主義的な曲です。
原題は「幻想曲風ソナタ」です。
その後、評論家によって「月光ソナタ」という名称が付けられました。
この曲はベートーヴェンが恋に落ちた彼の弟子ジュリエッタ·ギュチャルディに献呈した曲です。
この曲第1楽章は2分の2拍子で左手のオクターブの上に右手の3つの相次ぐ音符アルペジオが連続するパターンの曲です。
「ベートーベンの月光ソナタとショパン·ノクターンの出会い」で月光ソナタ第1楽章の雰囲気と反復パターンが曲の左手で主に演奏され曲全体の雰囲気を保ちます。
月光ソナタ第1楽章の主題部分が前奏で演奏され、続いてショパン·ノクターンのメロディーが流れるようになります。
「Chopin Nouturne Op.20 in C#m」(ショパンノクターン20番C#m)はショパンが20歳の時に故国を離れてウィーンに到着して作曲した曲です。
故国への懐かしさを表した曲だそうです。
彼の姉であるルドヴィカ·ショパンにこの曲を献呈し、ショパンが亡くなった後に出版されたそうです。
戦争の惨状を告発したロマン·ポランスキー監督の映画「ピアニスト」のOSTでさらに大きな人気を博した曲です。
月光ソナタのような組成であるだけでなく、愛する人や故国との別れという2曲の内容と情緒が似ているように感じたので、2曲を一緒につなげて編曲してみました。
巨匠たちの完璧な曲を再構成して編曲するということは並大抵負担のあることではありません。
しかし、美しい2曲が出会い、新しい感じの新しい曲が誕生した時の喜びは言葉では言い表せません。 そのためこのような膨大な作業にこだわり続けています。
そして現代人がクラシックにより簡単に感じられるように、現代的な火星などの要素を添加する作業も同時に行いました。
ベートーベンの月光ソナタとショパン·ノクターンの出会い、たくさんのご感想をお願いします。
:: :: Credit 作曲 : R.V.Beethoven, F.F.Chopin
編曲:ハンナ
piano:ハンナ